2021 成長への展望

藍澤証券社長?藍澤卓弥さん くつろぎの空間で資産形成サポート

 --3カ年の中期経営計画の進捗(しんちょく)状況は

 「2019年度に策定した中計で資産形成ビジネスへの転換を打ち出し、全社を挙げてより意識を強固に取り組んできた。営業全体の底上げにもつながり、預かり資産は20年後半から目に見えて増加している。想定以上に進捗しているといえる」

 --目指すビジョン「Hope Courier(希望の宅配人)」は

 「コロナ禍で企業も個人も苦境にあえぎ、将来不安でいっぱいだ。そこから開放するのがわれわれのミッションと肝に銘じ、金融商品の提供による資産形成のサポートに注力する。その一環として支店の統廃合による大型化とコンサルティングプラザの開設に乗り出した。今月12日には大井支店(東京都品川区)と自由が丘支店(同目黒区)を統廃合し、新自由が丘支店(同)をオープンした」

 --どんな支店なのか

 「自由が丘の街を意識し、お客さまが安心して入店でき、長くくつろげる空間をつくった。投資相談やセミナー開催は従来通りだが、ショッピングの疲れを癒やすために立ち寄り、中でパンフレットなどを手に取って投資に興味を持ってもらえればいい。今後もその土地に合ったコンセプトの店舗づくりを進める。そのためのプロジェクト開発部を新設し、優秀な営業員を集めた。お客さまに受け入れられるアイデア創出に向けて自由にやらせている」

 --2月1日に「あいざわアセットマネジメント」が誕生する

 「昨年12月に『あけぼの投資顧問』の株式を取得、今年2月に子会社『あすかアセットマネジメント』と合併させて新たに発足する。顧客に中長期の資産形成を勧めるための運用体制の強化と多様化が狙いだ」

 --投資教育は

 「『投資はギャンブル』との偏見を払拭する必要があり、『豊かな生活を支えるのが投資』との啓発活動が大事だ。そのためにはお客さまの声を聞くアクティブリスニングがわれわれに求められる」

 --社員自らキャリアを決めるCDP(キャリア?デベロップ?プログラム)については

 「社員がやりたい仕事を選ぶようにした。マーケット情報を流す『グローバルナビゲーター』のリニューアルは入社3年目の女性が担当。SNS(交流サイト)によるプロモーションは2年目社員が手掛けた。自ら手を挙げた仕事なので責任を持って取り組むはずで、会社にも間違いなく貢献できる」

【プロフィル】藍澤卓弥 あいざわ?たくや 慶大総合政策学部卒。1997年野村総合研究所入社。2005年藍澤証券入社。12年取締役、専務、日本アジア証券社長などを経て18年7月から現職。東京都出身。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus